「スーラジ ザ・ライジングスター」って知ってる?インド版巨人の星が面白い
お・も・いーこんだーら♪
子供の頃、巨人の星の歌詞を「重いコンダラ」だと勘違いして「コンダラ」って何だ!?って思ってたハニー丸蔵です。
もう既に6年も前の話になりますが、インドで大流行したアニメがありました。
「スーラジ ザ・ライジングスター」というのが、そのアニメの名前です。
筆者は全然知らなくて、職場でちょっと話題になってたので調べてみました。
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スーラジ ザ・ライジングスターは巨人の星のリメイク
インドでは、三大好物としてクリケット・ボリウッド(インド映画)・インド占星術があるそう。
その野球の原型とも言われるクリケットは、ブラジルでのサッカー以上の人気があるとか。
このアニメの仕掛け人「古賀義章」氏によると、その頃のインドはテレビや冷蔵庫の保有率が日本の60〜70年代と同じ状況、空気感だったそう。
だとしたら、その頃の日本のアニメを流したらウケるのでは?との思いから、クリケットで巨人の星をやろう!!ってなったそうです。
クリケット(英: cricket、英語発音: [ˈkrikit] )は、フィールド上1チーム11名の2チームによって半径70メートルほどの広大なフィールド(クリケットではオーヴァル:oval と呼ばれる)で行われるバットとボールを用いるスポーツである。
出典:ˈkrikit
巨人の星とのキャラ比較
スーラジ ザ・ライジングスターはリメイク作品なので、当然巨人の星の登場人物が出てくる。
ここでは、その各登場人物たちがスーラジ ザ・ライジングスターではどう変わったのかを紹介します。
スーラジ = 星飛雄馬
ムンバイにある屋外洗濯場(いわゆるスラム街的な場所)で父と姉と暮らしている。
星飛雄馬と同じく貧乏暮らしの少年。
シャーム = 星一徹
スーラジの父で、元インド代表のクリケット選手。
星一徹と同じく、息子のスーラジを一流選手に育てることを夢見ている。
シャーンティ = 星明子
スーラジの姉で、星明子と同じくヴィクラムと恋仲になる。
作画の川崎のぼるの希望で美しいキャラクターデザインになっている。
ヴィクラム = 花形満
クリケットの天才でお金持ちのイケメン。花形満の場合は小学生で無免許運転をする不良少年だったが、このヴィクラムはちゃんと助手席に座っての登場。
パップー = 伴宙太
スーラジの親友で、伴宙太と同じくスーラジの女房役。
ラージ = 左門豊作
「ごわす」でお馴染み左門豊作ポジションのラージ。やはり強打者の模様。
サミール = 長嶋茂雄
巨人の星の長嶋茂雄と同じように、インドのクリケット界のレジェンド選手がモデルとなっている。
巨人の星との違い
リメイクとはいっても、スーラジ ザ・ライジングスターは巨人星と比べて変更された点も多々あります。
舞台が日本からムンバイへ変わったこと、野球からクリケットにスポーツが変わっただけじゃない。
食べ物を粗末にする「ちゃぶ台返し」は禁止!?
巨人の星の代表的シーンといえば星一徹の『ちゃぶ台返し』が有名ですが、インドではこれが食べ物を粗末にすることは許されないとの理由で、ダメ出しされたそうです。
父の怒りを再現する大切なシーンだと説得を続けた結果、食べ物でなく水ならOK!ってなりました。
ちなみに、このちゃぶ台返し何回もやってるイメージですが、実は劇中1回やっただけなのに、その強烈なインパクトで代表的シーンになっちゃってます。
虐待など許されない!!「大リーグ養成ギブス」も禁止
暴力親父の星一徹が息子・飛雄馬を殴るシーンなんかは、インドでは虐待なので入れなかったそうです。
当然、大リーグ養成ギブスのバネを体につけることも虐待とみなされてNGだったのですが、ゴムチューブならOKだったそうです。
実際に出来上がりを見たテレビ局は「最高!もっとやって!」といったとか。
日本では見れないの?
この「スーラジ ザ・ライジングスター」はインドでは爆発的ヒットをし、様々な企業がコラボして販促されたそうです。
視聴率0.2%という数字なのですが、700チャンネルもあるインドで、0.1%を取れてるのが24局しかなく、かの「ドラえもん」も1週間で35時間放送しての0.2%ということで、週1放送の「スーラジ ザ・ライジングスター」は化物なのです。
現在は、大リーグボール1号が出てきた辺りまでで終了しており、続編の計画もあるとか。
まだ大リーグボール2号・3号もないですしね。
日本では残念ながら現在の所テレビ放送はされていません。
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