【アラフォー版ヒロアカ】ヴィジランテは本編より面白いから、オジサンにも読んで欲しい
こんにちは、ファミ男です。
今日は「最近読んだ漫画が意外にもオジサン向け」だったから読んで欲しい!ってお話です。
突然ですがヴィジランテという言葉、皆さんはご存知ですか?
知ってるあなたは相当なアメコミファン、もしくはヒーローファンですねぇ。
僕はこの漫画で初めて知りました。
(にわかがモロバレですね汗)
そう、今回ご紹介する漫画のタイトルがヴィジランテなんです。
そんな僕がこの漫画を読んでツボにはまった所を、アラフォー視点でまとめていきます。
元々アメコミファンだったかたもそうでない方も、ヒーロー物に興味を持っていただければ幸いです。
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ヴィジランテとは
まず、この漫画ヴィジランテについて説明していきましょう。
ご存じない方向けに書きますので、知ってる方は次の章まで飛ばして下さいm(_ _)m
正式なタイトルは『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』。
Web漫画雑誌である「ジャンプ+」(集英社)で連載されています。
作家は、別天荒人先生(漫画)、古橋秀之先生(脚本)。
この作品はスピンオフ漫画にあたり、原作は「僕のヒーローアカデミア(以後、ヒロアカ)」。
堀越耕平先生による漫画で、週刊少年ジャンプ(以下、WJ)にて連載中です。
元々僕は、知り合いの進めでヒロアカを読んでいたんですが、巻末などの幕間で「ヴィジランテの別天先生のイラストがなんたら」というのを見て、興味を持った次第です。
まぁ、ヴィジランテではなくて、ヴィオランテって覚えてたんですけど(怪獣かっ!?)
ヴィジランテ(vigilante)という意味は「自警団」
そんなヴィジランテのヴィの字も知らなかったファミ男ですが、ヴィジランテという言葉は元々ヒーロー物の用語なですね。
Google先生で調べてみましょう。
自警団(じけいだん、英: Vigilante)とは、権利の侵害が強く想定される場などにおいて、司法手続によらず自らの実力行使をもって自己および共同体の権利を維持確保するために結成される組織(私設軍隊・民兵)、およびそれを模した防犯組織。
出典:自警団|Weblio辞書
ヴィジランテとは、自警団(自分たちの手で自分たちを守ろうとする人たち)の英語なんですね。
元々は監視する、夜警をするという意味のラテン語が語源のようです。
アメコミやヒーロー物にはたまに、用語として出てくるようなんです。
僕も結構ヒーロー物は好んでみているつもりでしたが、この言葉は初めて知りました。
やっぱりにわか感(汗)
今回取り上げている漫画作品「ヴィジランテ」の中でも登場し、主人公たちは「ヴィジランテ(自警団)」として活動しています。
ちなみに、ヒーロー物で悪役を指す「ヴィラン(villains)」も同じような語源なのかと思ったら、こちらは「農民」を表すラテン語が語源。
言葉的なつながりはないようです。
本編「ヒロアカ」との関係性
スピンオフ物だと、本編とどんな関係にある作品なのか、気になるのがオタク心というもの。
細かいところは後々触れていきますが、ざっとまとめてみましょう。
- 原作者公認の、正式な外伝
- 本編世界の4年〜5年前の出来事
- 設定が食い違うことがたまにある
おそらく出版社側からの企画だからだ、と思われますが、公式に原作者が認めている外伝作品です。
ヴィジランテ作者(古橋先生)のコメントでは「堀越先生(原作者)に笑って許してもらう」という記述があります。原作者も目を通している作品だ、ということなのでしょう。
両方の単行本では、お互いにイラストを寄稿し合うのを見ることが出来ます。
次に時間軸の設定について。
ヴィジランテ内の解説では「出久たちが小学生の頃のお話」だという表現があります。
現在、原作であるヒロアカでは、出久たちは高校1年生。
つまりここで、4年〜9年前であることが確認できます。
しかし、ヴィジランテ作中のオールマイトは「優秀な相棒が処理してくれていた」とこぼすシーンを見ることが出来ます。
相棒といえば、サー・ナイトアイですよね。
ナイトアイとオールマイトがコンビ解消したのは、5年前のオール・フォー・ワン戦の後。
つまり、ヒロアカ本編とスピンオフのヴィジランテの時間軸は4〜5年間ずれている、と考えられます。
※ヒロアカが分からない方は本編を読むのをおすすめします。
ヴィジランテが100倍面白くなりますよ!
そして最後に、本編との整合性です。
実はあとがきでも触れられるのですが
「ヒロアカを読んで勉強している」が「細かいことを見落としていた」ということがあるようです。
例えば、ターボヒーロー・インゲニウムの腕のデザインとか。
まぁ、あくまで別の作品として見る分には大きな支障ではありませんよね。
現在連載している範囲では、全くの別の話(パラレルワールド的な)ということはなさそうです。
さて、予備知識はここまで。
さっそく、ヴィジランテのどこがおじさん向けなのか、じっくりほっていきましょう♪
ヴィジランテのここがオジサン向け!
さて、このヒロアカスピンオフ、ヴィジランテがなぜオジサン向けなのか。
にわかヒーローファン、ファミ男の薄い知識で全力で解説していきましょう。
オマージュするネタが古い
ヴィジランテを読んでいると、往年の古き良きヒーローものを随所に見ることが出来ます。
僕が視認できた一番古いオマージュは、東映版スパイダーマン(1978年)。
めっちゃ昔ですね(笑)
今年36歳の僕は、まだ生まれていもいません。
原作ヒロアカを思わせる演出は多数存在するのでうが、それ以上に随所にヒーロー物へのオマージュが登場します。
それもこれも、作家の二人がアラフォー(笑)だからじゃないかと、僕は思っています。
脚本担当の古橋先生は47歳、別天先生は45歳。(あ、アラフィフですね)
ヒロアカ原作者である堀越先生が31歳であることを考えると、原作よりもヴィジランテのほうがネタが古い(笑)のもご納得いただけるかと思います。
大人向けな闇深いストーリー
ヒロアカも元々奥深いストーリーだと思っていましたが、ヴィジランテはさらに深い、というより闇深い世界観を持っています。
主人公がイリーガル(非合法という意味の英語)であることも、そこに影響しているのかもしれません。
ヒロアカが、前途洋々なヒーローの卵を描いているのに対し、ヴィジランテは「ヒーローになれなかった(ならなかった)」人たちのストーリーが展開します。ヒロアカは主人公(緑谷出久・みどりやいづく)が高校生(15歳?)、引き換え、ヴィジランテの主人公・灰廻航一(はいまわりこういち。以下、コーイチ)は19歳(大学生)であり、社会人であることをとっても、そもそも描いている世界が社会=大人な世界なんですね。
コーイチの仲間であるナックルダスターは完全にブラックよりのグレーゾーンな存在ですし、そもそもヴィジランテ行為(自警団行動)は、この作品群世界では違法であり、立派な犯罪です。
違法と知りながらも、世のため人のために尽くす。
そんな、ダークヒーローものの漫画だと言って過言ではないでしょう。
もちろん、僕もダークヒーローのほうが好みです。
親近感わきますし。
背景設定が難しすぎる!
大人向けであるもう一つの理由に、難しすぎる背景設定があります。
というのも、ヴィジランテは非合法ヒーローの活躍を描くもの。
ヒロアカでは「ヒーロー養成学校」の中の学園ドラマであることで、ヒーローに関するあれこれは「肯定されるもの」として描かれます。
しかしヴィジランテは、元々その存在がグレーゾーンであり、本人たちも悩んだりします。
また、社会の情勢も細かい設定がなされていて、ヒーロー制度の起源や法整備の是非を問うシーンもあります。
これも、いかにも青年コミックっぽいですよね。
たまに、美味しんぼや課長島耕作を読んでるんじゃ、って気持ちになります。
主人公=絶対的な正義ではない、という設定も、幼少期にガンダムを見て育った僕たちにとってはお好みの流れだったりします。
それもこれも、元々この漫画が、原作であるヒロアカよりも高い年齢層を狙っている現れではないでしょうか。
さて、ちょっと細かい部分の解説が長引いてしまいましたね。
続いてお待ちかね、僕がツボったポイントをご紹介していきましょう。
ヴィジランテのキャラクターにはヒーローネタが詰まってる!
僕、ファミ男佐藤がヴィジランテにツボったのは言うまでもありません。
それはオジサンが好む(であろう)ヒーローネタがたくさん散りばめてあるからです。
しかも、その元ネタは我々の幼少期〜青年期に実際に我々がリアルタイムで見てたもの。
(ちょっと新しいものも含まれますが…)
少なくとも、原作・ヒロアカがターゲットにしている小中学生には、難しすぎる(というか意味不明であろう)ネタが凝縮されてます。
ここでは、キャラクター設定をテーマに、それらツボなポイントをご紹介していきたいと思います。
主人公「ザ・クロウラー」はスパイダーマン!
主人公・コーイチのヒーロー名は「ザ・クロウラー」。
英語で言えば「はいまわるもの」という意味でしょうか。
ザ・クロウラーの能力は「滑走」。体の部位が三点以上接触することで、地面を滑空するように滑っていきます。
作品中の姿はさしずめ、アメンボですね。
キャラデザ解説では「オールマイトに出会えなかった緑谷出久」という表現がなされており、オールマイトのあこがれから、オールマイトのコスチュームをイメージしていることが分かります。
言うまでもなく「感情移入しやすい少年漫画的主人公」パターンですね。
しかしコーイチの言動を見ていくと、だんだん別の「元ネタ」が見えてきます。
それは、こいつ。
そう、和製スパイダーマン(東映版)です!!(笑)
カッコつけているはずなのに確実に芋臭い。
それに極めつけは、ザ・クロウラー(コーイチ)の登場シーンです。
謎めいた 危険な香りのする男
『ザ・クロウラー!!』
これはもう、スパイダーマン(東映版)しかありません。
ザ・クロウラーは、登場するたびに「〜〜な男、ザ・クロウラー!」と口上を述べます。
もちろん、スパイダーマン(東映版)同様、いまいち締まらない、垢抜けない決めポーズを忘れません。
ちなみに、東映版スパイダーマンはネットでもなかなか映像が見つかりません。
(アメリカ・マーベル社との権利関係が複雑なのだそうです)
動いているシーンを見るのであれば、数年前に限定発売されたDVD-BOXを手に入れるしかないようです。
レンタルも、同様の理由でないようですね。
なお、コーイチの初登場のゆるい感じとか、イイコトして回る感じとかは、映画版スパイダーマン(2002年/サム・ライも監督)を彷彿とさせます。
確か、最初はちゃんとしたスパイダーマンコスチュームじゃなくて、有り合わせのパーカー&ブーツだったじゃないかなぁ。
そんな雰囲気も、まんまスパイダーマンな感じです。
抜けてるようで意外と肝が座ってる。
そして誰とでも対等に応対できる器の広さ。
少年、というよりも社会人をターゲットにしたキャラクターでもあります。
ヒロイン「ポップ☆ステップ」はシャドウレディ
ヴィジランテでヒロイン的な立ち位置なのが、地下アイドル「ポップ☆ステップ」。
これは、幕間のキャラクター解説にもありますが、古橋先生の好み(笑)で「シャドウレディ」をイメージしているようです。
シャドウレディ、もちろんご存知ですよね?
僕たち中年が若かりし日々にドギマギした漫画作品、のひとつです。
ちなみに僕はVジャンプ版(フルカラーで超短編)が初見でした。
WJ版も嫌いではないんですが(こっちのほうがエロいしね)、VJ版はアーティスティックで、小学生の時分にとって衝撃的で、すごく印象に残っています。
ポップ☆ステップの場合、年齢はさほど変わっていないはずなんですが、胸のボリュームは雲泥の差です。
つるぺたは、これもオジサンターゲットを視野に入れたんでしょうか。
いや、嫌いじゃないけど。
公式には「シャドウレディ」モチーフということなんですが、個人的にはこの子の印象にかぶりますね。
ジンクス!
はい、マイナーですね(笑)
DCのヒーローチーム「ティーンタイタンズ」に敵対するヴィランチーム「ハイヴ・ファイブ」の一員です。
(スーパーマンやバットマン率いるジャスティス・リーグの下部組織がタイタンズ。
ヴィラン組織H.I.V.E配下チームの一つがハイヴ・ファイブ。ややこしいですね汗)
ジンクスのほうが髪や衣装の配色が似てるのもありますが、なによりキャラクターが近いと思うんです。
シャドウレディはどちらかというと高飛車ですもんね。
ポップ☆ステップは、劇中ではめっちゃ幼い感じがするので、ジンクスの方が個人的にはしっくり来る感じです。
目も釣り上がってるし。
もう少し突っ込むと、ポップのアイメイクはヒット・ガール感もあるんですが…
コスチュームの羽根の位置はモリガン感もありますが、ボリュームが違うんで、違いますね。
お尻はけしからんです。
お尻。
師匠「ナックルダスター」はガチガチのダークヒーロー
キャラデザ解説では「オールマイト=スーパーマンに対する、バットマン的な存在」という記述がなされています。
数あるバットマン作品の中でも、ダークナイト(2008年)の闇深い感じなんかは、ナックルダスターに近い気がします。
ダークナイトの中に登場する、ゴードンの(バットマン忍耐する)発言からも、ナックルダスターとかぶるところがあります。
彼はヒーローじゃない。沈黙の守護者。我々の監視者。闇の騎士(ダークナイト)だ
出典:ダークナイト
見た目はガテン系な感じがしますが、心の中は復讐心(?)で真っ黒、という感じです。
その点では、キック・アス(2010年)に登場するビッグ・ダディが近いかもしれません。
彼も、家族を愛するがゆえの闘争心、執着心で戦い続けるヴィジランテです。
なお、以上の3人(現時点では)でヴィジランテのチームを組んでいます。
「圧倒的弱者の主人公」「何故か最強のオッサン」「とにかくかわいい女の子」の3人チームであることも、キック・アスと似通った点だといえます。
メインキャラクターだけでもヒーロー物の細かいオマージュが散りばめてあって、それを読み解くだけでも楽しめます♪
さて、続いては「すでにヒロアカをご存知の方」に向けて、ヴィジランテの楽しみ方をご紹介していきましょう。
ヒロアカファンも楽しめる!本編ヒーローも多数出演
スピンオフ作品であるヴィジランテには、原作のキャラクターが数多く登場します。
いわゆるスターシステムってやつですね。
(スピンオフだから当然ですが)
ここでは、ファミ男がぐっときた「ヒロアカ」キャラクターの活躍をご紹介。
原作でも人気の「イレイザーヘッド」
1話から登場するイレイザーヘッド。
まだ雄英高校の教師として赴任する前(一般のヒーローとして)の設定です。
いちヒーローとしての状況からか、ヒロアカ原作よりも個人主義な感じがあります。
が、合理性を重んじるあたり変わってませんね。
元々の性分なのか、ヴィジランテの行動に警鐘を鳴らしたりして、ストーリーの核心にも深く関わってきそうですね。
イレイザーヘッドとは第1回目でヴィジランテのメンバーと面識を持ってしまうため、その後もちょいちょい出てくる事になります。
「ミッドナイト」は本編よりエロい!!
18禁ヒーローとして根強いファンをもつミッドナイトも、ヴィジランテの時点ではいちヒーロー。
根津校長に誘われ、雄英高校教師になることをほのめかしています。
でも僕が強調したいのは、ヴィジランテのミッドナイトのほうがよりアダルトだってこと!
むしろ原作のミッドナイトは「え、どこがエロいの」って、霞んでしまうくらい。
暴れる敵(ヴィラン)を、生乳に○○めて○○めるだなんて!
(すみません、エロすぎて表現できません)
積極的に個性を発動させるシーンを見せるのは本作ヴィジランテが初なのでしょうが、あれじゃ18禁て言われてもしょうがないです(笑)
ってか、瀬呂にあれやってたら謹慎じゃすまないでしょうね。
免許剥奪レベル(笑)
山田って誰だ(笑)
ヴィジランテの劇中でミッドナイトがイレイザーヘッドに言うセリフ
「今日、山田は来てないの?」
誰だ山田って!(笑)
原作ではいつもイレイザーヘッドと一緒にいる山田。
そういえば、イレイザーヘッドのヒーロー名を考えたのも山田なんですってね。
山田の元ネタは、ラジオDJでもあるやまだひさしさん。
我々中年ならば、ラジオで彼のラジオを聞いた人も少なくないはずです。
原作では「山田」についてほとんど触れていませんが、ヴィジランテではかなりイジられてます。
山田が誰か気になる人は、ヴィジランテ内でお確かめ下さい。
第3巻166ページあたりに書いてますよ(笑)
オールマイトは別の意味で人間臭い
先にも少し触れていますが、本編ではほとんど見ることができないオールマイトの素顔を垣間見ることが出来ます。
有能なサイドキック(サー・ナイトアイ)を失ったオールマイト。
日々、秒単位でヒーロー活動をするオールマイトは、実は「報告の義務」を怠っていた、なんていうダメダメな裏側が描かれていたり(笑)
書類がそろわないせいで
人助けができないなんて
本末転倒じゃないか
※本文より抜粋
原作では教師という立場や、子どもたちの視線にさらされ、トゥルーフォームであってもヒーローらしさを失わないオールマイト。
しかしヴィジランテでの対大人での会話では、ヒーローらしからぬ弱気な発言も見られます。
ちょっと大人な視点でヒーローの裏側をみられるのも、ヴィジランテの楽しみ方の一つです。
ステ様もヴィジランテだった!?
ヴィジランテ作中には、主人公たちと同じ非公認ヒーロー(=ヴィジランテ)が多数出現します。
その中のひとりがスタンダール。
行き過ぎたヴィジランテ活動のため、コーイチたちヴィジランテチームと敵対する事となり、敗退してしまいます。
ヴィランの一人、ハチスカ(蜂須賀九印・はちすかくいん)との会話の中で、スタンダールは心の中の本質に気づきます。
そして、獲物である刀で自分の鼻を削ぎ…。
原作では「何の個性だよ!?」って思うほど異様な様相のステ様。
こんな裏話があったんですね。
なお、「スタンダール」とは実在するフランスの小説家の名前。
執筆した作品の中には「赤と黒」というタイトルのものがあり、これもヴィジランテ作品中でフィーチャーされたキーワードでもあります。
スタンダール自身がオールマイトやヒーローたちに対して強烈な強迫観念を抱いていたところも、「スタンダール・シンドローム」にかけてあるのかもしれないですね。
出久ママ「引子」さんも出てるよ!
緑谷出久のママ、ご存知ですか?
そう、僕ファミ男が一番好きな女性キャラクター、緑谷引子(みどりやいんこ)です。
そんな引子ママ、あるシーンでコーイチと絡みがあるんですね。
暇で暇でスネ毛を数えるくらいしかやることのない人は、ぜひ見つけてみて下さい。
他にも色々探してみると、いろんな絡みネタが隠されてるかもしれないです。
ヒロアカスピンオフ・ヴィジランテの個人的感想
さて、人気漫画ヒロアカのスピンオフ作品・ヴィジランテの魅力について自分なりに分析してみましたが、いかがだったでしょうか?
ここからは、裏設定や伏線分析など一切無視して、僕、ファミ男がヴィジランテに対して受けた印象をまとめていきます。
めっちゃ主観です、ご了承ください!
ヴィジランテはキック・アス感が強い
先にも触れましたが、ヴィジランテを読んだ全体的な印象は、アメリカのB級ヒーロー映画「キック・アス」に近いものを感じていました。
(※諸事情あって、キック・アス続編は見てません)
何の変哲もないヒーローギーク(=ヒーローオタク)が一念発起し、ヒーロー活動を始めるというもの。
ぜんぜん締まらない衣装とか、コーイチの親切マン活動とか、まさしくこんな感じですね。
映画キック・アスでは、主人公デイブ(ヒーロー「キック・アス」)が、麻薬の売人のアジトにカチこむところからストーリーが急展開します。
そこにヒット・ガール(かわいい!)とビッグ・ダディ(かっこいい!)が現れ、本格的なヴィジランテ活動に参加することに…
前述にも書きましたが、ヴィジランテとしてのチーム編成もそうですし、麻薬の売人を相手取って、って所も共通項ですよね。
ただ、キック・アスがコテコテのアクションだったのに対し、ヴィジランテは社会問題なども深く描かれています。
今後は、僕の中でもキック・アス感が薄れていくのかもしれません。
ヒロアカよりダークなストーリー
僕個人としては、ヒロアカよりもヴィジランテのほうが好きになりました。
もちろん「ヒロアカありき」の印象なのかもしれませんが、ヴィジランテのもつ闇な部分にとても心を惹かれました。
これはキャラ設定も影響しているのかもしれません。
ヒロアカは、登場人物が多こともあってか、一人ひとりの描写は驚くほど薄いんですね。
これは、僕がヴィジランテの読後感として得たものなので、皆さんに共感していただけるかは微妙なのですが…
原作・ヒロアカでは、主人公・緑谷出久のストーリーは各所に現れますが、その他の麗日お茶子、飯田天哉などと言った主要キャラクターでさえ、人間性の書き込みは数えるほどしかありません。
一方ヴィジランテでは、そのキャラクターの過去やキャラクターをイメージしやすいエピソードが多い気がします。
キャラクターがたっているから、そのストーリーが深くなる、というか。。
ナックルダスターがハチスカに対して剛拳を古いながら「お父さんと一緒に帰ろう」なんて、闇深すぎです(笑)
ちなみに、ファミ男がヴィジランテで一番好きなキャラはハチスカです。
(今の所)
ヴィジランテ読むなら
ヴィジランテは、集英社の漫画サイト「ジャンプ+」で公開中です。
とはいえ、ネット上で無料で読めるのは、最新と最初の3話ずつのみ。
ストーリーの続きが気になっちゃうんですよね。
僕は、e-book Japanで全巻購入しました(単行本版で)。
ご存知のない方も多いのですが、ジャンプ系漫画は取り扱いできる電子書籍サービスが限られているんです。
ebookjapannなら、ジャンプ系のほぼ全ての作品を取り揃えていますし、無料で立ち読みも可能です。
まずは立ち読みから、でもいいかもしれませんね!
ヴィジランテのレビューまとめ
いかがだったでしょうか。
全編的に、ファミ男のヒーロー観を全面に押し出した感じになっちゃいましたね(汗)
少しでも、ヴィジランテやヒロアカに興味を持っていただけるキッカケにでもなれば、幸いです。
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