ごま油のキュアリングって何?白ごま油で錆びない体に
こんにちは!
最近、過酸化脂質が気になるファミ男です。
皆さんは、「アーユルヴェーダ」って知ってますか?
今、ごま油を使ったアーユルヴェーダ的健康法が注目を詰めています。
今日は、ごま油を使った健康法について調べてみましょう!
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アーユルヴェーダは古代インドの超健康法
アーユルヴェーダという言葉は、ヨガにまつわる健康法などでよく耳にしますよね。
最近はやり始めたようにも感じられますが、実は僕、ファミ男は高校生のころ(20前くらい)から「アーユルヴェーダ」という言葉を知ってました。
っというのも、高校の世界史でも取り扱われるんですね。
インダス文明(古代インドに栄えた文明)の文化として。
古代インドでは、医学の専門書として認識されていたようです。
よくわからない流行り物として「アーユルヴェーダ」を認識している方も多いと思いますが、アーユルヴェーダ自体は由緒も歴史もある、ちゃんとした健康法なんです。

「アーユルヴェーダ」とは「命の学問」という意味だよ!
ごま油は伝統的な健康食だった
現在メディアで扱われる「アーユルヴェーダ」が、本物かどうかは置いておいて、アーユルヴェーダに伝わる健康法(マッサージ法)のひとつに、ごま油を使ったものがあるのだそうです。
「ごま油」と言えば、僕はあの香ばしい香りを思い出してしまいます。
唐辛子と煮込んだラー油だったり、ネギ塩味に痛めた豚肉料理だったり。
僕、ごま油大好きなんです。
でも、あのごま油を健康法に使うって、ちょっと嫌じゃないですか?
身体に塗ったりしたり、うがいをするのは、ちょっと大変そうです。
でもご安心ください。
ごま油には「白ごま油」と呼ばれる品種があるんです。
白ごま油なら、香りも少なく、無色透明に近いんです。
これなら、うがいなども平気そうですよね。
商品名(商標)から、「太白油(たいはくゆ)」の呼び名でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
どちらも、同じものです。

いつもごま油買うのに、全然気にしてなかったよ!
白ごま油は焙煎しないごま油のこと!
ではその「白ごま油」。
いつも見かける香ばしい「いつものごま油」と何が違うのでしょう?
その違いは「焙煎しているかどうか」。
褐色のごま油は、焙煎されたごまから抽出された油なんです。
道理で、あんなにおいしそうな香りがするんですね!
一方、白ごま油は「焙煎していない、もしくは焙煎の度合いが小さい」ごまから絞ったもの。
生の状態では油が抽出しづらいので蒸して熱を入れるそうなんですが、普通のごま油(以下、焙煎ごま油)のような香ばしさや着色が発生しないのはこういう訳なんですね。
なお、健康のための油の成分としては、どちらも大差はない、ということでした。
白ごま油を使うならキュアリング!
「キュアリング」という言葉をご存知ですか?
実は僕も、ごま油の健康法を探していて初めて知りました。
キュアリング、とは白ごま油を加熱し、マッサージに適した状態に変換することなのだそうです。
SNSでも、白ごま油のキュアリングについての記事が多く見られます。
白ごま油のキュアリングで抗酸化効果アップ!?
白ごま油に含まれる「リグナン」と呼ばれる抗酸化物質に関係します。
そもそも白ごま油が健康によいとされるのは、これら抗酸化物質を豊富に含むことに由来します。
リグナンという表現よりも「セサミン」などの言葉の方がなじみがあるかもしれません。
セサミン類やゴマリグナン類とも呼ばれる物質には、以下のようなものがあります。
- セサミン
- セサミノール
- セサモリン
- セサモール
- エピセサミン
※以下の資料を参考にしました。
ゴマの健康増進効果とゴマ豆腐の調製条件に関する文献検索
実は白ごま油には、セサミンやエピセサミンが豊富に含まれていますが、抗酸化作用の強いとされるセサモールの含有量は少ないのだそうです。
セサモールは、セサモリンなどを加熱することで得られる物質。
つまり、セサミンを多く含む白ごま油を加熱することで、セサモールを含んだ「より抗酸化作用の強いごま油」に変換することが出来るんですね。
※以下の資料を参考にしました。
セサミン類分析のご案内 – (財)日本食品分析センター – 試験項目・料金
白ごま油のキュアリング方法
さて、白ごま油のキュアリング方法はどのようにしたら良いのでしょうか?
色々なサイトで「キュアリング」についての説明がありましたが、詳細な技法はサイトによって様々でした。
代表的なものをまとめましたので、以下をご覧ください。
手順①:白ごま油を、ミルクパンなどの鍋に入れます。
実際には鍋は何でも問題無いようです。
ただ、加熱しすぎは白ごま油の劣化を引き起こす可能性があるため、小ぶりな鍋の方が扱いやすいと思います。
手順②:弱火で過熱を行います。
加熱しすぎは禁物。
少しずつ火を強め、じっくりと温めて行きます。
手順③:100℃を目途に、過熱を止めて下さい。
100℃程度になったら、過熱をとめ、冷ましましょう。
資料によっては160℃までOKというところもありました。
しかし、過熱しすぎは「がん物質」を含んでしまう可能性もあります。
見分け方は「褐色になるかどうか」。褐色になってしまったら、焙煎ごま油になってしまいます。
(きっといい香りがするはず!)
手順④:粗熱をとったら、空気が入らない容器に入れ、保管してください。
抗酸化物質が無効化しないよう、空気が入らない容器で保管しましょう。
抗酸化物質とは、その物質自体が「酸化されやすい」んです。
マッサージやオイルうがいに使う前に「酸化されてしまった」のでは、意味がないですよね。

僕はこの前失敗して、そのまま料理にしちゃいました(笑)
ごま油の抗酸化効果って、どういうこと?
今回調べていて少し疑問に思ったことがあります。
「抗酸化効果」っていったいどういうこと?
「身体が錆びる」って、ほんとにあり得るの?
よく考えたら意味の分からない言葉ですよね。
ですので、少し調べてみました。
抗酸化物質とは、酸化物質を無効化すること
身体に有害な物質として「活性酸素」という言葉を聞いたことがありますか?
他にも「ラジカル」「スーパーオキサイド」など表現などもあります。
少しずつ定義や指しているものが違うのですが、一つの共通点があります。
それは、体を「酸化させる」ということ。
「酸化=錆びる」というイメージが強すぎて、上手く想像できないですよね?
まさか体の中に「鉄さび」が出来る訳でもないですし。
身体が酸化されるとどうなるか。
それは「体の組織の一部が、破壊される」んです。
原子レベル・分子レベルの破壊が、ではどういう事を引き起こすのか。
それが、僕たちの生活の中では「老化」のような現象だったり、「細胞のがん化」に繋がることもある様なんです。
そう考えると、「酸化」がどれだけ恐ろしいか、お判りいただけると思います。
考えるだけでぞっとしますよね。

「がん化」とは、細胞が故障して暴走することだって!
ごま油のキュアリングまとめ
いかがだったでしょうか?
身近な調味料、ごま油にもこんな効果があったんですね!
今度から調理する時は、しっかり効果を考えて使っていきたいと思います。
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